SaitoSight

-Optics Research-

tasco AG 2-7x32WA

tasco AG 2-7x32WA
Manufacturetasco
Price¥30,000
Official sitexxxxx
Review date2014.03.22
Update2022.01.08
Favorite★★
tasco AG 2-7x32WA

tascoの低倍率スコープ、AG 2-7x32WAです。
AGはAir Gunの略だと思われます。アメリカなどでも販売されていたので、トイガンのエアガンのことではありません。
WAはWide Angleの略ですが、広い視野とは言えません。
近距離射撃向けの為、低倍率にも関わらずフロントフォーカス機能付きの珍しいタイプです。

tasco AG 2-7x32WA

フォーカスは10m~∞。正確には10mより前まで回せます。
延長フードは芋ネジを回せば外れます。同じモデルでもフードが短いバージョンもあります。

tasco AG 2-7x32WA

エレクター部に2-7x32の刻印があります。
ガスポートの上にはステッカーが貼られています。
ボディは2ピース構造となっています。

tasco AG 2-7x32WA

調整ダイアルは1Click 1/4inchとなっています。
バーニアスケールは刻印で、ダイアルの目盛りはプリントです。
クリック感は良好です。

tasco AG 2-7x32WA

パワーダイアルと接眼チューブの間にネジ切りされている箇所が見えますが、接眼チューブは固定されているので回転させることはできません。
このネジ切りされている部分も長さが異なる個体があり、長いものはネジ切りされている箇所にパワーダイアルの点が打刻されています。

tasco AG 2-7x32WA

視度調整は接眼チューブの先端を回転させることで簡単に行えます。
tascoと+0-の文字は刻印ではなくプリントです。

tasco AG 2-7x32WA

接眼チューブ裏側にもガスポートがあり、ステッカーが貼られています。
モデル名と日本製であることのプリントがあります。

tasco AG 2-7x32WA

対物レンズのコーティングは表側パープル、裏側ブルー。
フードが短いものは表側ブルー、裏側マゼンタのコーティングとなっていました。

tasco AG 2-7x32WA

接眼レンズのコーティングは表側パープル、マゼンタ、裏側パープル。

tasco AG 2-7x32WA

2倍時。黄色っぽい暗めの視界になっています。
パープルのコーティングが反射して視界を遮ります。
このスコープに限らず、tascoのパープル系コーティングはどれも光学性能が悪いです。

tasco AG 2-7x32WA

7倍時。視界が目立って劣化することはありません。

tasco AG 2-7x32WA
Diameter25.4mm
Weight444g
Eye relief約70mm~80mm
Objective coating表側パープル、裏側ブルー
Eyepiece coating表側パープル、マゼンタ、裏側パープル

低倍率でフォーカス機能付きなのでトイガンの精密射撃に向いています。
レンズコーティングが悪く、視界は暗めでコーティングが反射しているのが気になります。
ちなみに2001年にSAFARIシリーズとして概観がほぼ同じの2-7x32ARモデルが発売されており、コーティングの問題を改善したものと思われます。