Schmidt&Bender Varmint 4-16x50

Manufacture | Schmidt&Bender |
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Price | €1469 |
Official site | 4-16x50 Klassik |
Review date | 2017.02.15 |
Favorite | ★★★★ |

Schmidt&Benderのハンティング向けモデル、Varmint 4-16x50です。
現在はKlassikというモデル名に変更されています。
WEGUのスコープカバーが付属します。

現行モデルはサイドにSCHMIDT&BENDERの刻印がありますが、こちらはレティクルのロゴになっています。
パワーダイアル、視度調整はゴムになっており、手を傷めない配慮がされています。
下部にはシリアルナンバーの刻印があります。

サイドフォーカスダイアルにVarmintの刻印があります。
フォーカスは50、80、100、200、300、400、500、∞で50と∞の位置でピタりと止まります。
殆どのスコープのフォーカスダイアルは若干手前まで回せるので感動した箇所です。

距離を合わせるドットの刻印がやや上に位置しています。
マウントリングを取り付けた際に隠れてしまわない様にしているのだと思います。

ドイツ製スコープのエレベーションダイアルはT、Hの表記になっています。
H(Hoch)はUp、T(Tief)はDownの意味で解り難いです。
調整ダイアルは現在何周目なのかが分かる機能が付いています。
バーニアスケールとは違った機能でダイアルを回すとウィンドウの黒い点が1目盛りずつ移動します。
ちなみにこの機能はtascoの初期型TITANにもあります。
tasco説明書にはレチクルロケーションインジケーターと記載されています。

ウィンデージダイアルも同様の機能を持っています。
こちらは見慣れたLとRの表記です。
LはLinks、RはRechtsですが、使い方は同じです。

対物レンズのコーティングは表側グリーンx2、裏側グリーン。

接眼レンズのコーティングは表側グリーン、シーグリーン、裏側シーグリーン→パープル、グリーン。
両側共にグリーンが主体のカラフルなコーティングとなっています。

4倍時。レティクルはP2 Sniperで現在は作られていないレティクルの様です。
FFPレティクルなので低倍率時だと使い難いことがありますが、このレティクルなら少し細いDuplexと言った感じです。

16倍時。明るさ、解像度は落ちることなく、フォーカスを合わせれば細かい部分まで見ることができます。
ZEISSと比べると視野は狭いです。

Diameter | 30mm |
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Weight | 731g |
Eye relief | 約70mm~100mm |
Objective coating | 表側グリーンx2、裏側グリーン |
Eyepiece coating | 表側グリーン、シーグリーン、裏側シーグリーン→パープル、グリーン |
流石高級メーカーのスコープだけあって作りに粗さを感じるところがありません。
光学性能が高く、良いものではありますが、国内価格¥300,000は手が出し難いです。
不満な点を上げるとすれば、価格と視野の狭さぐらいです。